こんにちは、さとkingです。
今回は日本酒のラベルを見て自分好みの日本酒を選ぶ方法を説明していきます
日本酒って種類が多くて何を選んだらいいか分からない!
そんな日本酒初心者の方向けに自分の好みの日本酒の選び方を解説していきます
日本酒って種類が多すぎて何を選べばいいか分からないなぁ!
日本酒瓶の裏のラベルに書かれた10項目を見れば味が
イメージできるから自分好みの日本酒が選べますよ!
①米(酒造好適米)
・山田錦(兵庫) 芳醇・ふくよか (水に溶けやすい)
・五百万石(新潟) 淡麗・爽やか (水に溶けにくい)
・美山錦(長野) 淡麗・すっきり (水に溶けにくい)
・雄町(おまち)(岡山) 芳醇・ふくよか (水に溶けやすい)
・愛山 あいやま(兵庫)甘くてジューシー 「酒米のダイヤモンド」
②精米
・吟醸 60%精米 米本来の味
・大吟醸 50%精米 脂質が除かれ雑味がなくなる
※米の中心部はデンプン質が多く脂質が少ないため、スッキリとした芳醇
ただし削りすぎると味が薄くなる
(特定名称酒)
精米割合 | 米+米麹+醸造用アルコール | 米+米麹 |
70%以上 | 普通酒 | 純米酒 |
70%以下 | 本醸造 | 純米酒 |
60%以下(特殊製法) | 特別本醸造 | 特別純米酒 |
60%以下 | 吟醸酒 | 純米吟醸酒 |
50%以下 | 大吟醸酒 | 純米大吟醸酒 |
③水(地下水)
・硬水(兵庫) 骨格のしっかりした味 酸が多め
(カリウム・カルシウム・リン酸が酵母の働きを助け 発酵期間が短い)
・軟水(京都) 軽やかで優しい味 淡麗 (発酵時間が長く酸が少なめでなめらか)
④酒母(酛)
・生酛系酒母 旨みや酸の豊かな味(乳酸菌が生成する乳酸により酸性を得る 手間がかかるがる)
①生酛 蒸米をすりつぶす「山卸」を行う 4週間
②山廃酛 「山卸」を廃止 水麹を使用 4週間
・速醸系酒母 香り高くスッキリ(醸造用乳酸を添加、現在の主流) 2週間
⑤酵母
・6号 新政酒造場 秋田 香りやや低い まろやか 淡麗(発酵力高い)
・7号 真澄醪 長野 華やかな香り (吟醸酒 普通酒に使用)
・9号 熊本県酒造研 熊本 華やかな香り
・10号東北地方醪 酸味少ない
・14号北陸地方醪 酸味少ない
・1801号 芳香大 酸味少ない りんごの香り(カプロン酸エチル多い)
⑥上槽
(搾り方)
・槽搾り
・機械搾り
・袋吊り雫取り斗瓶取り
(瓶詰めする際の部分)
(1)あらばしり 最初に流れ出てくる部分 味が濃い 薄にごり 微発泡
(2)中汲み(中取り、中垂れ) 中ごろに出てくる部分 酒質が一番良い クリーンな香り
(3)責め 最後に圧力を加えて出る部分 香り少ない 濃い
⑦火入
通常雑菌のため2回火入(貯蔵時・出荷前)を行うが、香味、フレッシュ感が損なわれる
・表記なし 2回火入
・生つめ酒 貯蔵前火入のみ
・生貯蔵酒 出荷前火入のみ
・生酒 火入なし(牛乳のように冷蔵管理が必要)
⑧割水
・日本酒が出来上がったあと、水を足してアルコール分と香味のバランスをとる。
※割水(加水)を行わないお酒を「原酒」と呼ぶ
⑨ろ過
・通常の濾過 濾過により無色透明
・無濾過 搾ったままの爽やかさや旨味、コクがある
・おりがらみ 細かい米の破片 炭酸ガスが残る うっすら白い
フレッシュ感 独特な風味
⑩季節
・初しぼり (冬〜春) フレッシュ感 (搾りたての酒をそのまま瓶詰 火入をしない生酒が多い)
・夏酒 (夏) さっぱり感 (アルコール度低めで暑い時期に冷やして飲むのに合う)
・ひやおろし(秋) 濃厚な味 (雑菌の繁殖する危険性が少ないことから加熱せず生詰が多い)